四十九日までに行うこと

2023年11月17日

四十九日の意味

四十九日は、亡くなった方があの世で閻魔様の審判を受ける重要な日であるともに、遺族にとっては葬儀後に喪に服す期間が明けることを意味する日で、遺族が集まって供養することが習わしになっています。

当日までに行う準備

日取りの調整

仏教では亡くなった日を1日としますので、49日は48日目となりますが、法要の日取りは次の条件で設定します。

 亡くなって48日前後(先送りよりも前倒しが望ましい)
 土日
 友引以外
 お坊さんの予定
 遺族の予定

会場の手配

日程が決まったら、法要を行う場所を参加者の人数に応じて手配を行います。

 自宅
 お寺
 ホテル、式場

案内状の送付

日取りと場所が決まったら参加者に連絡を行います。家族だけで行う場合はメールでも十分ですが、正式には案内状を出す方が丁寧です。ポイントは次の通りです。

 案内状には句読点を使わない
 日時、場所、連絡先を明記し、会食を行う場合は出欠連絡の期限を記載
 法要の1カ月前には届くように送付

本位牌の作成

四十九日の法要時に白木位牌を本位牌に移し替えて、開眼供養を行いますので、仏具店で作成を注文します。

仏壇の購入

家に仏壇がない場合は、仏壇を四十九日までに準備する必要があります。
品揃えの多い仏具店では、デザインは和室だけなく洋間に合うものもありますので、ご自宅のどこに置けるのか検討の上、予算に合った仏壇を選んで下さい。

お墓・納骨堂の手配

納骨は四十九日まで、遅くとも三回忌までに行うものとされています。
新たにお墓を建てたりする場合、とても高額な出費となりますので比較サイトを活用して、参拝しやすく予算にあった場所や墓石を手配する必要があります。

①墓地を探す場合:【お墓さがし

特徴国内最大級のお墓選び、霊園選びの情報サイト。
家の近くの霊園から樹木葬、機械式納骨堂まで幅広い情報を確認することができます。
運営会社アットセル株式会社
ホームページお近くの霊園や樹木葬を探せる【お墓さがし】

②既に墓地を決めている場合墓石ナビ

特徴全国の石材店と提携し、最大3社の石材店の相見積もりができる比較サイト。
定期的にヒアリングを行い、対応が良くない業者は紹介しない方針で、サービスの信用を維持。
運営会社アットセル株式会社
ホームページ全国の優良石材店から一括見積り【墓石ナビ】

③お墓にこだわらない場合みんなの海洋散骨

特徴海好きの故人のために、広い海へ散骨する供養の形を提供
お墓を代々継承することに不安がある方は資料請求をお勧めします。
運営会社株式会社Aクルーズ
ホームページ【みんなの海洋散骨】

④既にお墓がある場合

既にお墓がある場合は、故人の戒名や俗名、没年月日を墓誌に追加彫刻します。
四十九日の法要後に納骨供養をしますので、少なくとも法要の1カ月前には手配します。

四十九日法要当日の対応

服装

基本的にお葬式と同じ服装です。
遺族は参列者よりも一段格式の高い喪服を着用することが望ましく、昔は正喪服(紋付き袴等)と呼ばれる服装をしなければならなかったのですが、今は準喪服が主流となっています。

お布施

お葬式の際のお布施の1割程度が相場とされます。
お葬式のお布施が40万円であれば、3万円または5万円をお布施として用意します。

お斎(おとき)

法要後の会食です。
お坊さんは出席する場合としない場合がありますので、事前に都合をお聞きします。
お坊さんと参列者をもてなす場なので、席次はお坊さんが上座、喪主がその隣、その他の遺族は下座です。
服装は喪服のままになりますが、遺族は上着を脱いだりしてくつろいでもらうような配慮が必要です。

納骨

四十九日の日にお墓や納骨堂に行き納骨を行うという流れが一般的です。

四十九日後の忌明けに行うことは次のレポートをご確認ください。